今日もHello!
カート 0

南アフリカ歴史パート①人類の進化

歴史


人類発祥の地、南アフリカ。
初期の人類
アウストラロ・ピテクスが発見された話しは

少し前のブログで書きましたが、
そこからオランダやイギリスの領地となり、
アパルトヘイト時代に突入するまでの間、
南アフリカではどんな人々が生き、
どんな生活をしていたのでしょうか?

南アフリカの歴史パート①では、
アフリカ大陸に住む人類の進化について

綴っていきたいと思います。

約250万年前の前期旧石器時代のアフリカでは
石のかけらを使って
死んでいる動物の肉を切って食べたり、

皮を剝いで活用するなどしながら
生活していました。
約150万年前になると、
石を斧のような形にするなどし、
自然死したゾウ、サイ、カバなどの

大きな動物を食すようになります。
ゾウやサイの狩猟は大変危険ですが、
肉の量も栄養も豊富であり、
この時代に
人の脳は大きく成長したと言われています。


125万年経ち約25万年前になると、
人々は洞窟で暮らし定住するようになり
火を作ったり、石を三角の形に削るなど、
道具の使い方に進化が見られます。
ヌーやエランドなどの
大きめの草食動物を狩猟するようになります。
(エランド=牛とシカをあわせた見た目の動物)

約2万年前頃になると後期旧石器時代に突入し
弓を使ったり、矢に毒を塗るなど、
狩りをする方法から

思考にも大きな進化を見ることができます。
この頃になると、アフリカ南部では、

岩に描いたロックアートが残されるようになり
狩りをする様子が石壁に描かれています。

ロックアートには人々のシャーマン
(呪術・宗教的職能者)への信仰も描かれていました。
シャーマンは、天候・狩りの祈祷や、
ヒーリングダンスによる
治療なども行われていたそうです。

現在、世界で最もロックアートが
残されている場所として
南アフリカのドラケンズバーグ地方が

世界遺産登録されています。
そこに住んでいた人たちは
世界最古の狩猟採集民族であり、
南アフリカに現在も住む
サン族の祖先だと言われています。


現在、このサン族は、
南部アフリカのカラハリ砂漠に住んでいますが、

砂漠に住む狩猟採集民族は
このサン族ぐらいしかいなく、

「地球最古の人類」として、
数多くの生体人類学者の
観察対象になっています。
人類発祥の地、南アフリカ。
今につながる歴史を実感できる場所です。
パート②に続く。。。

投稿順 新着順


コメントを残す

コメントは承認され次第、表示されます。